秋になり、稲の穂がふっくらと膨らみ始めました。
今年は親戚のお家の稲刈りをちょっとだけ、手づだわせてもらえることになりました。
人生初めての体験にワクワク。
このあたりの小学生は田植えや稲刈り、脱穀などの体験が授業の中できるので、とても羨ましいです。お米の大切さは小さい頃から知っておくのは本当に大切なことです。
邪魔になる場所は手刈り
鎌の使い方ですらよくわかってない私。
「斜めに刃を入れて手前にひくと、よー刈れるで〜」と教えてもらいながらおぼつかない手付き刈っている私。
横を見ると88歳のおばあちゃんが勢いよくガシガシと刈っている。
すごいパワーだな
コンバイン体験をさせてもらった
まっすぐ刈るって大変。ハンドルも結構重いし。そして方向転換で四苦八苦。
でもおもしろい。
落ちた稲穂も拾う
コンバインで刈った後に落ちている稲穂たちを拾う
88歳のおばあちゃんの教え。
大切に育てた米は無駄にしてはいけないのです。
今ではそんなに丁寧に拾っているところはないかもしれないけど、全部手でイネを育てていた時代、そして戦争を体験した時代、食べ物がなかった時代を生きてきた人の言葉は一つ一つ胸に刺さります。
ミゾカクシ
田んぼの隅にはたくさんのかわいい花が群生していました。
名前を見ると「ミゾカクシ」、キキョウ科ミゾカクシ屬
湿地や水田周辺に咲く花だそうです。
刈ったお米はすぐに脱穀
このお米たちを脱穀して私たちが食べれるお米にします。
昔は手刈りをして、干して、脱穀してやっと食べれるんだから本当に大変な作業だったと思います。
おばあちゃんは小さい頃から農家さんなので、そんなのも経験済み。今は楽になったありがたいと仕切りにいっておりました。昔は何時間かかったのでしょうか?
脱穀したら少しもらえるということなので、新米を食べるのがとても楽しみ。
稲刈りを手伝ってみて思ったこと
私たちの食卓にくるお米たちは、突然現れるのではなく育ててくれてる人たちがあってからこそ。都会生まれの私は、ありがたさをあんまりわかっていなかったかもしれません。
お金を払えばいいんでしょ?
というのはあまりにも高飛車。簡単にご飯を捨てる行為、すぐ残す行為は感謝を忘れている証拠。
忍たま乱太郎の食堂のおばちゃんの「お残しは許しません」が心に刺さります。
移住して、農家さんたちが身近になり、自分で野菜を育てたりするのも体験するようになり、自分で食べるものを作れる人たちこそ、生き残るという意味では一番強い人たちなんだと改めて思ったりしています。
食べ物を育て、食べれるようにするノウハウを知っているのは宝。
ただタネを撒くだけでは育ちませんからね。
いい経験をさせてもらった一日でした。来年は植え付けも手伝おうと思っています。